以前、なかなか水を吸わない苗は根のチェックが必要だという記事を書きました。
≫【多肉ログ】水やりしているのにいつまでもフニャフニャな苗は根をチェック!
今回は根が元気なのになかなか水を吸わない苗があったので対処していきます!
根が元気なのにフニャフニャなのは水やりが足りていないのが原因
ずばり、根が元気なのに水やりしてもずっとフニャフニャになってるときは、ほとんどの場合水やりが足りていないのが原因です。

夕方に撮影したのでちょっと画像が見にくいですが、水やりしたのに全然葉が硬くならずフニャフニャのままになってる苗を2つ見つけました。

こちらは霜椿という品種。
植え替えして2週間ほど経ち、根が元気なのは確認済みです。
水はたくさんあげているつもりですが、なかなかパツンパツンにならないのが気になっていました。

手で少し押してみると柔らかくてここまで潰れます。
硬いのは中心部分だけです。

もう一つ、こちらはサランという品種。
こちらも同様にいつまでたってもフニャフニャです。

外葉が柔らかく簡単に潰れます。
もう少し潰れそうですがかわいそうなのでここまでにしておきました。。。

2日前に水やりしたので土は濡れたように見えますが、おそらく中まで充分な水が行き渡らず、根に水が届いてない可能性が高いと思います。
持った感じ重みは感じますが、ずっしりというほどではありません。
中を見て確認したい気持ちもありますが、植え替えしたばかりなのでこのままもう一度水やりをして様子を見ることにします。
確実に水を届けるには底面給水がおすすめ
今までシャワーで水を与えていましたが、実はシャワーをバーッとあげただけでは十分に中まで水が入っていない場合が多いです。
特に苗が大きくて表面の土を覆うように植えられている場合は、水やりしても全然濡れてなかった!なんてことがよくあります。
そのため、確実に水を根に届けたいときはシャワーよりも底面給水で水やりするのがおすすめです。
底面給水は文字通り底から水を吸い上げてもらうやり方ですね。
適当な大きさのものに水を張って、そこにポンと鉢を置くだけです。

今回2つだけなので、受皿に水を張って底面給水させてみました。

小さい鉢なので水の量はこの程度ですが、大きい鉢ならもう少し入れても良いかもしれません。

1分ほど浸けたあと持ち上げてみましたが、まだまだ重さが足りないような気がしたのでもうしばらく浸けておきました。
そしてその間、他のことをしていたらすっかり底面給水のことなんぞ忘れてしまい、ずいぶんと長い時間水に浸けてしまいました。。。
ビフォーアフターともう一つおすすめな方法
なんと、気付いたのは翌朝でした(笑)

パッと見た感じ、フワッとしたように見えたのでちゃんと水を吸ったのが分かりました。
軽く握ってみると・・・

昨日よりだいぶ硬くなっていました!
外側一周目はまだまだ柔らかいですが、だいぶ水を吸ってくれたようです。

こちらは外葉までパツパツになっています。

持った感じもずっしり重みを感じるし、土の表面も昨日よりしっかり濡れています。
底面給水ビフォーアフターがこちら。

今までもしっかり水をあげたつもりでいましたがここまで吸ってくれたことはなかったので、やはり今までのやり方では水やりが足りていなかったということが分かりましたね。
やはり、しっかり水やりしたい時は底面給水が効果的です。
今、成長期の春を迎えてしっかり水を与えたい時期なので、定期的に底面給水してあげるのも良いかもしれません。
ちなみに、底面給水の他にもう一つおすすめなのが雨ざらしです。
個人的には一日雨ざらしにするのが1番プリプリにさせる方法かなと思っています。
底面給水だと、使っている鉢や土によってはうまく水を吸い上げない場合がありますが、一日雨ざらしすればどんな鉢や土でもしっかり水を吸わせることができます。
ただし、気温がかなり低い時や蒸れが気になるような時は避けたほうが無難です。
そして何日も雨ざらしにするのはちょっと危険なんですが、それでも雨ざらしにすると多肉が元気に見えるので私は定期的にわざと雨ざらしにするようにしています。
多肉を雨ざらしに・・・というのはちょっと勇気がいるかもしれませんが、底面給水とともにぜひ雨ざらしも試してみて欲しいなと思います。
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