多肉植物を大きくするには?育たない原因と生長させる方法を解説!

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「多肉植物が全然大きくならないんだけど・・・どうして?」

そんな風に思ったことはありませんか?

多肉植物は、一般的な植物が昼間に光合成を行うのに対し夜間に光合成を行います。

生長に欠かせない光合成をスムーズに行うことができないため成長がゆっくりなのが多肉植物の特徴です。

しかし、適切な育て方をしていればゆっくりでも大きく成長してくれます。

さくら
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全然大きくならない場合、もしかしたら何か原因があるのかも。。。

そこで今回は、多肉植物が大きく育たない原因や、大きく育てる方法についてご紹介していきます。

この記事で分かること
  • 多肉植物が大きく成長しない原因
  • 多肉植物を大きく成長させる方法

たくさんの多肉植物を育てている私ですが、なかなか大きくならないなぁと困ったことももちろん多々あります。

大きく育てるために色々な方法を実践し、成功や失敗を繰り返すことで大きくならない原因や大きく育てるコツを掴んできました。

そんな経験を元に、この記事では私が思う大きく育てる方法についてご紹介していきますので、「全然育たない」「枯葉ばかり増える」「どんどん小さくなってしまう」とお悩みの方はぜひ参考にしてみて下さい。

▼葉挿しを大きくする方法についてこちらの記事で詳しくご紹介しています

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多肉植物が大きく育たない原因はいくつか考えられます。

ここでは、よくありがちな原因をまとめてみました。

多肉植物が成長するには水が必要不可欠です。

適切な量の水を与えることによって生長するため、枯葉が増えたり小さくなっていくような場合は水やりが足りていないことが考えられます。

水が足りないと外葉の水分を使って生きようとするため外葉から枯れていきます。

さくら
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葉が枯れても苗が枯れ始めているわけではないので大丈夫♪

充分な量の水を吸うことができるように水やりの量や頻度を見直してみましょう。

多湿を嫌う多肉植物を植える土は水はけの良い土が適していますが、あまりにも水はけが良すぎると苗が水を吸う前に土が乾いてしまい、水を充分吸うことができずなかなか生長することができません。

水はけの良い土
  • 鹿沼土
  • パーライト
  • ボラ土(日向土)
  • 軽石

これらの土を単体、もしくは多い配合で使っている場合は水はけが良すぎる可能性があります。

土がすぐに乾いてしまうと感じたら、保水性の良い土を足してあげるか、水やりの頻度をもう少し多くしてみましょう。

鉢の中が根でいっぱいになり根詰まりを起こしていると、水をうまく吸うことができず大きく成長することができません。

根詰まりしているかどうかは鉢から出して確認しますが、根詰まりを起こすと水を求めて茎から気根が生えてくることがあります。

根詰まりして気根が生えている多肉植物

このような気根が生えてきた場合は根詰まりしている可能性があります。

鉢から取り出して根の状態を確認し、根の整理をして植え替えるか鉢増しすることをおすすめします。

気根は根詰まりの他に、根に異常があり水が吸えない場合にも生えてくることがあるので、気根が生えてきたら鉢から出してしっかり根のチェックをしましょう

多肉植物には、元々大きく成長しない小型品種があります。

ミニサイズであることが特徴なので、大きく育つのを待っていてもずっとミニサイズのままです。

小型品種の多肉植物

我が家にもいくつか小型品種がありますが、小型の苗は群生になることが多いです。

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セダム類も基本的にはほとんど大きくなりません

多肉植物には休眠期があります。

種類によって休眠期の時期は違いますが、多くは夏と冬に休眠期を迎え生長スピードが緩やかになります。

この休眠期に生長を期待しても、多肉植物はほとんど動きを見せません。

「全然大きくならない・・・」そう感じた時は、もしかしたら休眠期に入っているのかもしれません。

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多肉植物の生長はもっと長い目で見よう!

基本的に多肉植物の生長は緩やかです。

早く大きくしたいと思っても、のんびり生長していく多肉植物は数日でガツンと大きくなることはありません。

急ぎ過ぎず、もっと長いスパンで生長を見守るようにしましょう。

なかなか大きくならない原因が分かったら、その原因を取り除き対処してあげることが必要です。

ここでは、大きく育てる方法について詳しくご紹介していきます。

何といっても、多肉植物の生長に欠かせないものは水やりです。

苗をもっと大きくしたい場合は、水やりを増やしてあげましょう。

ただし、水やりを増やすというのは一度にあげる水の量を増やすのではなく、水やりと乾くサイクルを早く回すということです。

× 水やりーー→乾くーー→水やり
水やり乾く水やり

例えば、1ヶ月の水やりが2回だった場合は3回に増やします。

この時、しっかり土が乾いている状態で次の水やりをするようにしましょう。

さくら
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水やりと水やりの間にしっかり土が乾く期間を作ることが大事!

根は土が乾いている時に水を求めて伸びていきます。

根の生長は葉の生長と比例するので、しっかり土が乾く期間を作って根の生長を促すことが苗全体の生長に繋がります。

そして、水やり後の土を早く乾かすためにも、水はけの良い乾きやすい土を使うことが大事です。

1回の水やりで何日も土が濡れている状態では次の水やりが遅くなってしまうので、なるべく早く乾く土を使って水やりの回数を増やすことがコツになります。

▼水やりについてはこちらの記事も参考にしてみて下さい
≫多肉植物の水やり頻度や量はどのくらい?水をあげるタイミングの見極め方

頻繁に水やりをしていても大きくならない場合や、水やりしてもすぐに土が乾いてしまうような場合は保水性の高い土を加えるようにしましょう。

保水性の高い土
  • 赤玉土
  • ピートモス
  • バーミキュライト

多肉植物が水を吸い上げるのは夜間だと言われています。

もし、朝あげた水がその日のうちにほとんど乾いてしまったら苗が充分に水を吸うことができなくなってしまいます。

水やりの加減は難しいものですが、全然成長が見られない場合は、1回の水やりでいつまで土が濡れているかをチェックし、使っている土の保水力を確認してみると良いと思います。

もしすぐに乾いてしまうようなら、保水性の高い土を加えて土の保水力を改善させましょう。

▼土についてはこちらの記事も参考にしてみて下さい
≫多肉植物の土は何が良い?初心者さんにおすすめする市販の多肉植物専用の土

水だけでも充分大きくすることは可能ですが、水やりだけではどうしても大きくならないような場合は肥料を使うと大きく生長します。

肥料には液体肥料と固形肥料があり、商品にもよりますが基本的に液体肥料には即効性があり、固形肥料はゆっくり長く効果が続きます。

私はハイポネックスの液肥と固形のIBのチカラを使い分けています。

即効性のある液体肥料「ハイポネックス」
ゆっくり効く固形肥料「IBのチカラ」

ただし、もともと荒地のような場所に生息する多肉植物ですから多くの肥料成分は必要としません。

肥料を適切に使わないと徒長したり綺麗な紅葉が見られなくなるなどのリスクもあるため、与える場合は規定よりも薄く使い、紅葉時期には肥料が切れるように計算しながら使用するようにしましょう。

苗が成長しない原因の一つとして根詰まりがあります。

根が鉢の中で回ってしまい行き場がなくなると苗の生長がストップします。

このような場合は一回り大きめの鉢に鉢増ししてあげましょう。

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根に伸びるスペースを与えてあげると葉も生長します♪

鉢増しするときは一気に大きな鉢に移すのではなく、まずは一回り大きめの鉢に移すようにします。

一気に大きすぎる鉢に移すと、根が下に伸びず横へと広がるように伸びてしまい上手く根を張ることができません。

植物の根は障害物に当たることで枝分かれしながら伸びていく

2号→3号のように適度な大きさに鉢増しすれば根を枝分かれしながら下に伸びてしっかり活着していくので、まずは一回り大きめの鉢から鉢増しするようにしましょう。

なかなか大きく成長しない多肉植物を大きくする方法についてご紹介してきましたが、基本的には多肉植物はゆっくり時間をかけて育っていく植物です。

葉挿しで大きく成長した多肉植物の赤ちゃん

これは同一の苗ですが、葉挿しの赤ちゃんがここまで成長するのに8ヶ月かかっています。

葉挿しとは

葉っぱ一枚から発根・発芽させ、一つの苗として育てていくこと

観葉植物などと比べると生長がゆっくりですが確実に大きくなっているようですね。

また、生長には個体差もあり、全部が同じスピードで成長するとは限りません。

3つのうち1つだけ生長が遅い多肉植物

この3つの苗は同一品種で、購入時は3つとも同じ大きさでしたが、1つだけかなりゆっくりなペースで生長しています。

何かしら大きくなれない原因がありそうですが、同じ鉢に植えていてもこういうこともあります。

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それでもこの小さな苗も確実に生長しているので私的にはOK♪

今までたくさんの多肉植物を育ててきましたが、ゆっくり生長してきた苗はとても可愛く育つと感じています。

全然大きくならないと不安に思うこともありますが、少しずつでも成長が見られるならゆっくり時間をかけて見守ってあげても良いのかなと思っています。

しかし1年経っても何も変わらないような場合は、ぜひ今回ご紹介した方法を参考にして大きく成長できるようにチャレンジしてみて下さい。

ということで今回は、多肉植物が大きく育たない原因や、大きく育てる方法についてご紹介しました。

今回のポイント
  • 多肉植物が大きく育たない原因は「水が足りていない」「土の水はけが良すぎる」「根詰まりしている」「小型品種である」「休眠期である」などが考えられる
  • 大きく成長させる方法は「水やり頻度を上げる」「保水性の高い土を加える」「肥料を与える」「鉢増しする」などがある
  • 多肉植物の生長はゆっくりなので長い目で見守る

多肉植物を大きく成長させる方法についてお話ししましたが、一度にこれらすべてを実践する必要はありません。

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これらの方法はそれぞれ大きくならない原因が違います

例えば、水やりのサイクルを増やす方法は水やりが少ないことが大きくならない原因であり、保水性の高い土を加える方法は排水性が高すぎる土を使っていることが原因です。

なので、保水性の高い土に変えた上に水やり頻度まで増やしてしまうと当然トラブルの原因になってしまいます。

まずは、大きく成長しない原因が何なのかを見極め、それに合った対処法を試してみて下さい。

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原因が分からなければ1つずつ対処法を試してみてね

ゆっくり時間をかけて、多肉植物の生長を見守っていきましょう♪






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