【多肉植物】根が出るまでは?根が出たらどうする?葉挿しの育て方を徹底解説!

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多肉植物を育てていく中で、「増やす」という作業はとても楽しいものです。

とくに葉挿しは、葉っぱ一枚から芽が出てきて、それが一つの個体として成長していく姿がとても神秘的で可愛らしいです。

さくら
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多肉初心者さんにもどんどんチャレンジしてほしい♪

ということで今回は、葉挿しの育て方について詳しくご紹介していきます。

葉挿しは、葉を土に挿してずっと同じように育てていけばいいわけではありません。

成長過程に合わせて置き場所や水やりを工夫する必要があります。

今回は、「根が出るまで」「根が出たあと」「芽が出たあと」に区切って解説していきます。

そして、一年後の葉挿しの姿もご紹介しますので、これから葉挿しにチャレンジする方はもちろん、現在チャレンジ中の方にも参考にしていただける内容となっています。

ぜひ最後までご覧ください。

▼「葉挿しのやり方」についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています

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葉挿しは、苗から葉を取って土に挿していく方法ですが、まずは土に挿してから根が出るまでの管理方法について解説します。

葉を土に挿したら、根が出るまでは直射日光の当たらない場所で管理します。

葉っぱ一枚の状態で強い日光を浴びてしまうとストレスがかかり、葉がヘナヘナになったり腐ってしまうことが多いです。

我が家では置き場所がないこともあり、完全に日陰になる場所に置いています。

葉挿しの置き場所

このような場所でも発根発芽していますが、できれば直射日光の当たらない明るい場所に置いたほうが発芽発根は早いと思います。

さくら
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日陰に置く場合、発芽したら早めに明るい場所に移動させよう!

土に挿してしばらくすると発根しているか気になってくると思いますが、発根するまでそれなりに時間がかかるので、何度も抜いて見てみるようなことは避けるようにしましょう。

気温が低い冬は特に発根が遅くなります。春まで出ないこともあるので気長に待つようにしましょう。

まず前提として、葉挿しは水持ちの良い土と肥料分の入った土に挿すようにしましょう。

葉を挿したらそのまま放置していても根が出てきますが、葉が湿度を感じると発根するスピードが早くなるため少量の水やりをして発根を促します。

水やりと言っても、たくさんあげてしまうと葉が腐ってしまうため、土の表面が湿る程度の水を与えます。

根のない葉挿しの水やりについては賛否分かれるところですが、何度も実験をしてみて、私はやはり少量の水やりをした方が発根が早いと感じているので、やりすぎに注意しながら少量の水を与えています。

夏は蒸れやすく、水を与えることによって葉が腐りやすくなるため特に水のやりすぎに注意が必要です

葉を土に挿してから2週間ほどで、葉の先端から数本の根が出てきます。

葉から根が出てきた葉挿し

根が出たら、それまで水やりをしていなかった場合も少量頻回の水やりを開始していきましょう。

根が出たかどうやって確認する?

葉を優しく横に揺らしたり、軽く引っ張ったりしたときに抵抗を感じる場合は根が出てきている可能性が高いです。土から葉を抜いて確認することもできますが、根がちぎれたり傷つけてしまうことがあるのでおすすめできません。

根が出てきたばかりのときは、多くの水やりは必要ありません。

根の量がまだ少ないため、根に届く程度の少量で大丈夫です。

さくら
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たくさん水を与えてしまうと、なかなか土が乾かず蒸れる原因になってしまうので注意しよう!

逆に、水やりが少なすぎるとせっかく出てきた根が枯れてしまうことがあります。

根が出たら少量の水やりを頻繁に与え、乾燥している期間があまり長くならないように注意しましょう。

育てる環境にもよりますが、私の場合は土が完全に乾いて1日経ったら次の水やりをしています。

根が出てからしばらくすると、葉の先端から小さな芽が出てきます。

芽が出始めた葉挿し

芽が出てきたら、徐々に置き場所を明るいところに移動して日光に慣らしていきましょう。

芽が出るまでどのくらいかかる?

芽が出るまでの期間は季節や葉の個体差などによって異なりますが、一般的には一ヶ月程度で出てくることが多いです。しかし稀に、半年後にやっと発芽した…ということもあるので、置き場所があるなら半年くらいは様子を見てみることをおすすめします。

いきなり直射日光に当ててしまうと葉焼けをしたりヘナヘナに萎んでしまうため、少しずつ日光に慣らしていくことが大切です。

芽が大きくなってきた葉挿し
▲芽が1cmくらいになったら日光に当てていこう!

芽が小さいうちはまだ少量頻回の水やりで大丈夫ですが、根の成長と共に一回の水やりの量を増やしていきます。

根の成長は芽の成長と比例していくので、芽が大きくなるにつれて水の量も増やしていく感覚で良いと思います。

葉挿しがどのくらいのスピードでどのくらい大きく育つのか気になりますよね。

そこで、我が家の葉挿しスタートから一年経った苗をご紹介してみたいと思います。

葉挿しをしてから一年も経つと、まだ幼い感じではありますが立派な苗に成長しています。

葉挿しをしてから一年経った苗
▲直径6センチの鉢に植えています

こちらは一年前に培養土で葉挿しをして、定期的に緩効性肥料を与えて育てた苗になります。

現在は肥料を切っていますが充分な大きさに成長したかなと思います。

葉挿しをしてから一年経った苗
葉挿しをしてから一年経った苗

夏を乗り越えて順調に成長しています。

肥料を与えていたからか10月でもそれほど紅葉は見られません。

肥料を与えていない苗

こちらも同時期に葉挿しをした苗ですが、培養土に葉挿ししてから緩効性肥料は与えずに育ててきました。

肥料を与えた苗に比べると少し小さめですが、紅葉が見られどんどん色付いてきています。

一般的に肥料を与えて育てると葉の色は緑になり、葉が長く伸びたような形になる事が多いです。

一方、肥料を与えていない場合は、成長はゆっくりですが少しずつ大きくなるため葉が短く締まった姿になり、寒い時期には小さくてもしっかり紅葉が見られます。

葉挿ししてから8ヶ月の苗

ちなみにこちらは葉挿しをしてから8ヶ月経った苗です。

培養土に挿したので最初に出た葉(外側の葉)は大きく伸びたようになっていますが、現在は肥料なしの土に植え替えて、中心の葉が短く締まった可愛い状態で成長してきています。

葉挿しがどのように育っていくかは肥料の有無で変わってきます。

葉の色や形は気にせずとにかく早く大きくしたいなら肥料あり、大きさより色や形にこだわりたい場合は肥料なしで育てると良いと思います。

さくら
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私は早くしっかりした苗に育って欲しいから肥料ありで育てることが多いです!

葉挿しの育て方に決まりはないので、複数の葉挿しをそれぞれ違った方法で育てていくのも実験みたいで楽しいかもしれませんね。

どのように育てていくかは自分次第。

そこが多肉植物を育てる楽しさでもあります。

ということで今回は、葉挿しの育て方についてご紹介しました。

今回のポイント
  • 根が出るまでは日の当たらない場所に置き、湿度を感じさせる程度の水を与える
  • 根が出たら少量の水やりを繰り返す
  • 芽が出たら徐々に日光に慣らし、根の量に合わせた水やりをする
  • 早く大きくしたい場合は定期的に肥料を与え、色や形にこだわる場合は肥料なしで育てるのがおすすめ

葉挿しはまず根を出すことが多いと感じていますが、根よりも先に芽が出てくる場合もあります。

根が出ていないのに芽だけが出てしまうと少し焦ってしまいがちですが、親葉からしっかり水分をもらえるので心配しなくても大丈夫です。

親葉からもらう水分だけで新芽が数センチ大きくなることもあります。

そして、水分が足りなくなってきたらきちんと根を出してくるので、芽が先に出ても焦らずに発根を待ってみましょう。

さくら
さくら

その場合、直射日光に当てるのは根が出てきてからにしよう!

葉挿しの芽が出たら、その後は水やり頻度や肥料の有無で成長スピードを調節することが可能です。

どんな姿に成長してほしいかを考えながら、自分なりの育て方を模索してみてください。

▼葉挿しがなかなか大きくならないときはこちらの記事を参考にしてみて下さい




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