初心者でも簡単にチャレンジできる!多肉植物の増やし方

増やす
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多肉植物を簡単に増やせることをご存知ですか?

植物は一つの苗から複数に増やすことができますが、多肉植物も同じように増やすことが可能です。

でも、多肉植物を増やす方法は少し特殊で、他の植物ではできないような増やし方があるのでとても面白いんです!

さくら
さくら

なんと、葉っぱ一枚から苗を増やせちゃうんです♪

一枚の葉から出てきた芽

これは葉挿しという方法ですが、こんな風に葉っぱ一枚から苗の赤ちゃんが誕生するんです。

初めて見た時はビックリしましたが、とっても可愛くて自分もやってみたいと思いすぐにチャレンジしたのを覚えています。

一度にたくさん増やすことも可能なので、特にお気に入りの苗などはたくさん増やしておきたいですよね。

ということで今回は、多肉植物を増やす方法についてご紹介していきます。

この記事で分かること
  • 多肉植物を増やす適時
  • 簡単に多肉植物を増やせる3つの方法

多肉植物はいろいろな方法で増やすことが可能ですが、今回は初心者さんにおすすめする簡単な増やし方を3つご紹介します。

何といっても多肉植物を育てていく醍醐味は増やしていくことだと思っています。

誰でも簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみて下さい!

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多肉植物を増やしてみたいけど、いつでも増やせるのか?増やせない時期があるのか?気になるところですよね。

結論から言うと、多肉植物を増やすことはいつでも可能です。

とても増やしやすい植物なので、適切な方法で行えば簡単に増えていきます。

ただし、季節によって向き不向きがあるので適時はあります。

さくら
さくら

基本的に多肉植物を増やすのに適した季節はになります

【春・秋】
多くの多肉植物が生長期を迎えるため、根や芽が出るのが早く失敗が少ない。

【夏・冬】
夏は高温多湿のため腐ってしまったり苗がダメージを受けやすいく、冬は根や芽が出にくく、紅葉している葉で葉挿しをしても生長モードに入っていないため動きが遅い。

多くの多肉植物は春秋型になるため、夏と冬は休眠状態に入ります。

夏や冬でも増やすことは可能ですが、生長が遅いため特に動きが見られず失敗することも多くなります。

特に夏は湿度が高いため葉がジュレてしまうことも多く、失敗する確率が他の季節よりも高くなります。

葉が腐ってしまった葉挿し
▲半透明になってジュレてしまった葉。こうなると失敗です。。。

生長期である春や秋の方が失敗が少なく増やしやすいですし、どんどん増えて成長していくので楽しくチャレンジすることができます。

多肉植物を増やす方法にはいくつかありますが、今回は簡単にできる3つの方法をご紹介していきます。

さくら
さくら

「葉挿し」「挿し木・胴切り」「株分け」について解説します!

葉挿しとは、茎から葉をもぎ取り、その葉っぱ一枚から新たな苗を作りして増やしていく方法です。

葉の先端にはそれぞれ成長点があり、葉を茎から離すとその成長点から新たに芽が出てきます。

芽を出した葉挿し

1枚の葉から1つの芽が出たり、一度に2つや3つの芽が出ることもあります。

しかし、全ての葉から発芽するわけではありません。

きれいに生長点を付けて葉を取れなかった場合や、水分が抜けていたり傷んでいる葉では発芽できません。

生長点のある葉

このように生長点を付けて取るためには葉を慎重に取り外すことが大切です。

しかしなかなかうまくいかないこともあるので、失敗しても良いように葉挿しをするときは1枚ではなく複数の葉を取ってチャレンジするようにしましょう。

葉挿しの手順
  1. 増やしたい苗を選ぶ : 葉を取る苗を選びます。水分を蓄えている苗を選びましょう。紅葉している葉は生長が遅いので、なるべく緑色の葉を選びます。
  2. 葉を取る : 手で葉を慎重に取り外します。葉を引っ張るのではなく、優しく左右に動かしながら取り外します。取れた葉の先端に生長点(ポツンとした点のようなもの)があると成功です。
  3. 土に挿す : 取った葉を土に挿します。葉の先端が少し土に隠れる程度挿します。
  4. 直射日光を避けた場所に置く : 葉挿しをした鉢やトレーを明るめの日陰に置き直射日光を避けます。直射日光が当たると葉の水分が抜けダメになることがあります。
  5. 水やり: 土が湿る程度の水やりをします。まだ根はありませんが、適度な湿度を感じさせると根が生えてきます。乾いたらまた少量の水で土を湿らせ、根が生えるまでそれを繰り返していきます。
  6. 根が出たら水を増やす : しばらくすると根が出てきます。根が出たら水やりの量を少し増やし、少量頻回の水やりを繰り返していきます。
  7. 芽が出たら徐々に明るい場所へ : 芽が1cm程度まで大きくなってきたら徐々に明るい場所に移します。いきなり直射日光に当てず、明るさや日光に当たる時間を調節しながら、少しずつ大人の苗と同じ環境に慣らしていきます。

葉挿しは多肉植物特有の増やし方でとても面白いです。

さくら
さくら

しかも、出てきた新芽がとても可愛い♪

まだ葉挿しをしたことがないという方はぜひチャレンジしてみてください。

▼葉挿しの詳しい手順はこちらの記事でご紹介しています

挿し木とは、苗を茎の途中から切って、切った方を新しく土に挿して増やしていく方法です。

切って挿すだけのとても簡単な方法なので初心者さんにもおすすめの増やし方になります。

茎をはさみで切っている

切った時は当然根がありませんが、土に挿せばやがて発根して一つの苗として根付いていきます。

挿し木の手順
  1. 増やしたい苗を選ぶ : 切って増やしたい苗を選びます。お気に入りの苗や、茎が伸びてしまった苗などを選びます。
  2. 茎を切る : 消毒されたナイフやはさみを使って茎を切ります。下に子株が付いている場合はその子株のすぐ上で切ります。
  3. 乾燥させる : 細菌予防のため、切り取った茎を風通しの良い日陰で乾燥させます。切り口の大きさにもよりますが、1日程度あれば乾燥します。
  4. 土に挿す : 乾燥したら茎を土に挿します。苗が安定するように茎を挿しますが、茎がない場合でも土に置いておけばやがて発根します。
  5. 直射日光を避けた場所に置く : 挿し木を明るめの日陰に置き直射日光を避けます。
  6. 水やり : 少量の水を茎が挿さっている部分に与えます。まだ根はありませんが、適度な湿度を感じさせると根が生えてきます。乾いたらまた少量の水で土を湿らせ、根が生えるまでそれを繰り返していきます。
  7. 根が出たら水を増やす : しばらくすると根が出てきます。根が出たら水やりの量を少し増やし、少量頻回の水やりを繰り返していきます。
  8. 徐々に明るい場所へ : しっかり根付いて茎が安定してきたら徐々に明るい場所に移していきます。いきなり直射日光に当てず、明るさや日光に当たる時間を調節しながら、少しずつ直射日光に慣らしていきます。

また同じ方法でも、サボテンや葉の詰まったエケベリアを切る時は胴切りと呼ばれます。

胴切りした多肉植物

一つの苗を半分に切り離しそれぞれ独立させます。

切った上部は挿し木同様土に置くだけでやがて根付いていきます。

そして、切った下の部分は頭を失ったことから子株を出してきます。

胴切りした株から出てきた子株
▲別の苗ですが胴切りして3ヶ月後。2つの子株が育っています♪

失敗が少なく、複数の子株が一気に出ることが多いため、確実にたくさん増やしたいという方にはおすすめの方法となります。

胴切りにははさみで切る方法とテグスで切る方法がありますが、葉が詰まっていてはさみを入れることができない場合はテグスでカットする方法がおすすめです。

胴切りの手順
  1. 増やしたい苗を選ぶ : お気に入りの苗で、なるべく大きめの苗を選びます。苗が小さいと切った時にバラバラになってしまうことがあります。
  2. 切る位置を決める : 理想の大きさになる位置を決めます。切った上部が小さくなり過ぎないように、なるべく下の方で位置を決めます。
  3. 茎をテグスで切る : 位置が決まったら、はさみの場合は葉と葉の隙間からはさみを差し込んでカット、テグスの場合は葉と葉の隙間からテグスをグルっと一周させ、思い切り引っ張って茎をカットします。
  4. 乾燥させる : 風通しの良い日陰で切り口を乾燥させます。切り取った上部は逆さまにして置くか、網の上に乗せて乾かします。切り口の大きさにもよりますが、1日程度あれば乾燥します。
  5. 土に挿す : 乾燥したら切った上部を土に挿します。茎がない場合は土に置くだけで大丈夫です。
  6. 直射日光を避けた場所に置く : 切った上部と下部を明るめの日陰に置き直射日光を避けます。特に下部は、今まで日に当たっていなかった部分が剥き出しになり葉焼けのリスクがあるため日光が当たらないように注意しましょう。
  7. 水やり : 少量の水を、切った上部の茎が挿さっている部分に与えます。まだ根はありませんが、適度な湿度を感じさせると根が生えてきます。乾いたらまた少量の水で土を湿らせ、根が生えるまでそれを繰り返していきます。切った下部は根があるため通常の水やりをします。
  8. 根が出たら水を増やす : 切った上部に根が出たら、水やりの量を少し増やし少量頻回の水やりを繰り返していきます。
  9. 徐々に明るい場所へ : 切った上部がしっかり根付いて安定してきたら、徐々に明るい場所に移していきます。いきなり直射日光に当てず、明るさや日光に当たる時間を調節しながら、少しずつ直射日光に慣らしていきます。切った下部も同様に日光に慣らしていきます。

挿し木は切って挿すだけなのでとても簡単にできますし、胴切りもコツさえ押さえれば楽しく確実に増やせるのでぜひチャレンジしてみて下さい。

▼挿し木・胴切りの詳しい手順はこちらの記事でご紹介しています

茎や根を分割し、新たに一つの苗として独立させることを株分けと言います。

分かりやすく言うと、子株を親株から切り離して増やすような方法です。

子株が出てきた多肉植物

このように、苗が成熟してくると子株が出てくるようになります。

この子株がある程度大きくなったところで親株から離します。

さくら
さくら

もちろん、増やさない場合はそのまま育てても大丈夫!

株分けの手順
  1. 増やしたい苗を選ぶ : 子株が出てきた苗や多頭の苗など、分けたい苗を選びます。
  2. 鉢から取り出す : 苗を鉢から取り出し、土を軽く払って根が見やすくなるようにします。
  3. 株を分ける : 根を傷つけないように、手で軽く握って分けたい部分を割くように分けます。この時、両方に根が付くように分けることがポイントです。上手く切り離せないときは、はさみなどで少し茎に切り込みを入れてから手で分けます。
  4. 鉢に植える : それぞれ鉢に植え付けます。
  5. 直射日光を避けた場所に置く : 直射日光を避け、風通しの良い明るめの日陰で養生させます。
  6. 徐々に明るい場所へ : 数日経って問題なければ徐々に元の管理に戻していきます。

子株の茎を切って親株から外しても良いですが、株分けの方が根っこが付いてくるのでカット後が安心です。

また、あまりにも小さな子株を外してしまうと育たないことがあるため、3cm程度まで育ってから外すほうが安心です。

▼株分けの詳しい手順はこちらの記事でご紹介しています
≫分けて増やす!多肉植物の株分けのやり方と失敗しないコツを解説

ということで今回は、多肉植物の増やし方についてご紹介しました。

今回のポイント
  • 多肉植物は簡単に増やすことができ「葉挿し」「挿し木・胴切り」「株分け」などの方法がある
  • 多くの多肉植物は春と秋が増やす適時である

今回は簡単に増やせる方法として3つご紹介しましたが、他にも種から育てる実生などがあります。

実生は、自分で花芽から花粉を取って受粉させることから始まり、丁寧な管理の元、好きな品種同士を掛け合わせたオリジナルの苗を作り上げる方法です。

さくら
さくら

なんだか夢が膨らみますね♪

簡単にできることではないので私は未経験ですが、オリジナルの苗作り、いつか私もチャレンジしてみたいなと思っています!

そして今回ご紹介した方法は、失敗も少なく難しいことはありませんので、まだ多肉植物を育て始めたばかりだという方にもぜひチャレンジしてほしいと思います。





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