多肉植物を買ってきたら必ず必要になるのが鉢です。
買った時に植わっている鉢でも良いのですが、せっかくなら自分好みの鉢に植えたいですし、鉢選びは多肉植物を育てる楽しさの一つでもあります。
園芸店や100均でも可愛い鉢がたくさん販売されていますよね♪
しかし、鉢には様々な種類や大きさのものがあり、多肉植物にはどんな鉢が適しているのかイマイチ分からず迷っている方も多いと思います。
そこで今回は、多肉植物に適した鉢について、そして鉢選びのポイントについてご紹介していきます。
我が家でも素焼き鉢やプラスチック鉢、陶器鉢や木製鉢など様々な種類の鉢を使っていますが、ずばり私がおすすめするのはプラスチック鉢になります。
その理由も踏まえて、私が現在おもに使っているお気に入りの鉢もご紹介していきます。
「鉢は何を基準に選べば良いの?」「鉢選びのポイントが知りたい」「おすすめの鉢が知りたい」という方はぜひ参考にしてみて下さい。
多肉植物に合う鉢は?鉢選びのポイント
鉢には様々な素材のものがありそれぞれに特性があります。
多肉植物にはどのような鉢が合うのか聞かれることが多いですが、私は基本的にはどのような種類の鉢でも植えて大丈夫だと思っています。
なぜなら、使う土や水やり頻度などをコントロールすることでどんな鉢にも対応することができるからです。
例えば、土が乾きづらい鉢を使った場合は他の鉢よりも更に水はけの良い土を使うことで問題なく育成することができますし、土がすぐに乾いてしまうような鉢の場合は保水性の高い土を使ったり水やり頻度を多くすることで水分のバランスを整えることができます。
使う鉢に合わせた管理をしたり、逆に自分の管理に合った鉢を選ぶと良いですね♪
ただし、多肉植物の鉢選びにあたって守るべきポイントもあるのでしっかりチェックしておきましょう。
まず基本として、多肉植物の鉢を選ぶときは必ず底穴の開いた鉢を選ぶようにしましょう。
多肉植物は多湿に弱く、蒸れると苗が傷んでしまうことがあるため、鉢内の排水性を高めるために必ず底穴のある鉢に植えるようにしましょう。
そして、同じように排水性を考えて小さめの鉢を選ぶことをおすすめします。
多肉植物は小さめの苗が多く、すぐに大きく育つようなことは少ないです。
1つの苗を植える場合、苗が小さいのに大きな鉢に植えてしまうと、鉢内の水分が乾くまでに時間がかかってしまい蒸れを起こす可能性が高まります。
土の中で根の量が少なくなり過ぎないように注意!
上から見た時に、苗の大きさと鉢の大きさがほぼ同じか鉢の方が少し大きめくらいがちょうど良いと思います。
そして最後に、植える苗の特性に合った鉢を選ぶことも大切なポイントになります。
例えば、水が大好きなルビーネックレスに乾きの良い鉢を使った場合、いくら保水性の高い土を使ったとしても管理が大変になってしまいます。
我が家のルビーネックレスは乾燥の早い素焼き鉢に植えてしまったため水やりが大変です。
夏は毎日のように水やりしないとすぐにシワシワになってしまいます。
水が好きな苗を植える場合は土が乾きにくい鉢を選んだり、多湿を特に嫌う苗を植える場合は通気性が良く乾きやすい鉢を選ぶなど、植える苗の特性を考慮しながら鉢選びをすると後々の管理が楽になり失敗が少なくなります。
素材色々!鉢の種類とその特性
様々な種類の鉢が販売されていますが、それぞれの特性を把握しておくと鉢選びの参考になり苗とのマッチングもスムーズになります。
鉢の素材ごとにそれぞれの特性をご紹介していきます!
素焼き鉢
素焼き鉢は粘土を主成分として作られています。
自然な風合いを持ち、比較的耐久性もあります。
そして、素焼き鉢の大きな特徴として通気性に優れているということが挙げられます。
私は多肉植物を育て始めた頃、ほとんどの鉢を素焼き鉢にしていたのですが、土がすぐに乾くため水を欲しがる苗には水が足りなかったようで、どんどん枯葉を作って小さくさせてしまいました。
現在は、通気性の高さを活かして、特に蒸れに弱い苗などを植えるようにしています。
また、素焼き鉢を塗装してリメイクすることによって保水性を上げることもできます。
リメイク鉢(リメ鉢)には可愛いデザインの物が多いので、タニラーさんの間ではとても人気が高いです。
プラスチック鉢
プラスチック鉢(プラ鉢)は軽量でとても扱いやすく、多くのタニラーさんが愛用しています。
私も一番のおすすめになります♪
デザインがシンプルなものが多く多肉植物の美しさがよく映えるため、私はコレクションにしている苗のほとんどをプラ鉢に植えています。
通気性には劣りますが、水はけの良い土を使っていればいつまでも乾かないということはありません。
耐久性があり非常に安価なので、たくさん苗を増やしたい方には特におすすめです。
陶器鉢
陶器鉢は焼成された粘土から作られていて、美しい色合いや光沢を持つなどデザイン性が高いものが多いです。
耐久性や耐候性もあるため長く使えますが、重さがあるため大きな鉢になると少し扱いにくいかもしれません。
陶器鉢は意外にも通気性があるため、多肉植物との相性も良いと思います。
少々お値段が高い印象がありますが、100均にもたくさんの可愛い陶器鉢が販売されているので気軽に買うことができます。
木製鉢
木製の鉢は木目や木の質感がとても柔らかい印象を与えてくれるため人気が高いです。
多肉植物との相性も良く、通気性があるため寄せ植えなどにもよく使われます。
欠点としては、適切に処理されてない場合は木が水分を吸収してしまうため、腐敗により長期間使用することができなくなります。
鉢として使用する場合は適切に処理された鉢を使うか自分で防腐剤などを塗り、定期的なメンテナンスを行う必要があります。
ブリキ缶・リメ缶
ブリキ缶には様々なデザインのものがあり、古いアンティークの缶、カラフルで個性的な缶など、自分好みのデザインで装飾を楽しむことができます。
鉢として販売されていない場合は底穴が開いていないので、キリやドリルを使ってしっかり穴を作ってから使用します。
通気性が悪く土が乾きにくい印象なので、使用する場合は鉢底の穴を大きく開けたり、鉢底石を多めに入れて植えると良いと思います。
店でブリキ缶を買うのも良いですが、空き缶に塗装したりラベルを貼るなどしてリメイク缶(リメ缶)をDIYするのも楽しくて人気があります。
こんな時は鉢替えをしよう!
多肉植物を育てていく中で、鉢の大きさや素材を替えたほうが良いタイミングが訪れることがあります。
どんなタイミングで鉢替えをするべきなのか解説していきます
水分コントロールがうまくできない時
水やりすると土が何日も乾かなかったり、逆に乾きすぎて水やりが大変になってしまうような場合は、鉢の素材を替えると適切な管理ができるようになります。
プラスチック鉢に植えていて全く土が乾かず困っているような場合は、通気性の良い素焼き鉢や木製鉢などに変えてみましょう。
逆に土が乾きすぎて苗が全然育たないというような場合は、保水性のあるプラスチック鉢やブリキ缶などに変えると苗が水を吸えるようになり大きく育ちます。
土との相性を考えて鉢を選んでみよう!
苗が大きく育った時
苗が大きくなり鉢からはみ出すようになったら鉢増ししてあげましょう。
いつまでも小さな鉢に植えていると根詰まりを起こしたり、葉が鉢の縁に当たって傷付いたり生長を妨げる原因になってしまいます。
大きすぎる鉢はおすすめしませんが、生長を見越して適度に余裕のある大きさの鉢に植え替えてあげるようにしましょう。
また、鉢が小さいわけじゃないけど苗を大きく育てたいという場合も、一回り鉢増しすることで大きく成長させることができます。
少しずつ徐々に鉢増ししていくのがポイントです!
苗が小さくなってしまった時
枯葉が多く出たりして苗が小さくなってしまった場合は鉢下げしてあげることをおすすめします。
鉢が大きいだけなら大丈夫と思いがちですが、先程も話したように、苗に対して鉢が大きすぎると土の乾きが悪くなってしまいます。
ただし、苗自体が小さくても根の量が多いなら鉢下げしなくても良い場合もあるので、水やり後の土の乾き具合を見て判断すると良いと思います。
まとめ
ということで、今回は多肉植物に適した鉢について、また鉢選びのポイントについてご紹介しました。
鉢は園芸店やホームセンターだけでなく、100均にもたくさん可愛いものが販売されています。
100均に行ったら必ず多肉と鉢をチェックしてます♪
特にダイソーとセリアには可愛い鉢がいっぱい♪
鉢じゃなくても可愛い缶や鉢の代わりになりそうなインテリア小物を見付けたら、底穴を開けて多肉植物を植えて楽しんでいます。
このように、多肉植物はどんなものに植えても大丈夫です。
育てる環境はもちろん、植える苗や使っている土を考慮しながら、自分のお気に入りの鉢に可愛い多肉植物を植えて楽しんでみて下さい。
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