多肉植物の植え替え後の置き場所は?いきなり直射日光に当てても大丈夫?

基本的な育て方
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多肉植物に日光を当てることはとても大切です。

多肉植物は屋外の日向に置いて、日光をたくさん浴びることによって健康で強い苗に成長していきます。

しかし、植え替え直後からいきなり直射日光に当てても良いのか不安になったことはありませんか?

実は、植え替え直後の置き場所には少し注意が必要です。

さくら
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特に、お店から苗を買ってきて植え替えた場合は要注意!

結論から言うと、多肉植物を植え替えた後は直射日光を避けた場所に置くようにします。

置き場所以外にも、植え替え後の苗の扱いにはいくつかの注意点があります。

そこで今回は、植え替え後の多肉植物の置き場所や、植え替え後に注意しなければならないことについて詳しくご紹介していきます。

この記事で分かること
  • 多肉植物の植え替え後の置き場所
  • 直射日光を避ける理由
  • 植え替え後の注意点

今まで何百回と植え替えしてきた私が植え替え後の注意点について解説しますので、「多肉植物を植え替えたけどどこに置いたらいいか迷っている」「植え替え後はどんなことに注意すれば良いの?」という方はぜひ参考にしてみて下さい。

さくら
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植え替え後の不安を吹き飛ばしますよ♪

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多肉植物を植え替えた後は、直射日光の当たらない場所に置いて休ませる必要があります。

その理由を詳しく解説していきます。

植え替え直後の苗は、根が傷付いていたり新しい土や環境の変化によってストレスを受けています。

そんな状況の中で直射日光に当ててしまうと苗がさらにストレスを受け、回復するのに時間がかかってしまいます。

早く新しい環境に適応させるためにも刺激の強い直射日光は避けて、なるべく苗にストレスがかからない環境に置いてあげることが大事です。

いきなり直射日光を当てることで葉焼けを起こすことがあります。

葉焼けとは

強い直射日光に当たることで葉が茶色に変色してしまうこと。人間に例えると火傷のようなもの。

特に、屋内のお店から苗を買ってきて、初めて屋外に出すような場合は要注意です。

季節にもよりますが、今まで日の当たらない場所に置いてあった苗をいきなり直射日光に当ててしまうと葉焼けしてしまう可能性があります。

最悪の場合枯れてしまう原因にもなるので注意しましょう。

▼葉焼けについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています
≫焦げても復活できる!多肉植物の葉焼け被害と対処法

植え替え後は、根が新しい土に定着するまで水分の吸収が不安定になります。

そのため、直射日光に当てると苗の水分が急速に蒸発し弱ってしまうことがあります。

植え替え後、根が新しい土にしっかり定着し、充分な水分を吸収できるようになってから日に当ててあげましょう。

植え替えした多肉植物

植え替えによってダメージを受けた苗は、これ以上のストレスを与えないためにも日の当たらない場所に置いておくのが安心です。

どんな場所が適しているかというと、明るい日陰といわれるところです。

明るい日陰とは、我が家の場合はこんな感じの場所になります。

明るい日陰

直射日光ほど強い明るさはないけど、うっすら影ができるような柔らかい光が入る場所です。

あまりにも暗い日陰に長期間置いてしまうと徒長してしまうことがあるので注意しましょう。

徒長とは

日光不足により葉と葉の間が間延びして、茎が長くひょろひょろと伸びてしまうこと

明るい日陰というのはなかなか難しい表現ですが、直射日光が当たらない、適度に明るさのある場所に置いてあげると良いと思います。

その後の日向に移すタイミングは、我が家の場合は植え替えしたら明るい日陰に3日ほど置いて、問題なければ日向に移すようにしています。

問題なければ・・・の判断基準がイマイチ分からないかもしれませんが、私は水をあげてカチカチに硬くなるくらい水を吸うようであれば元気だと判断して日向に移し始めます。

もし、水を吸わなかったり何となく元気がないようなら、もうしばらく明るい日陰に置いて様子を見るようにしています。

多肉植物は基本的には日光が大好きな植物です。

日光に当てて強く美しい苗に成長していくので、落ち着いたらどんどん太陽の下で日向ぼっこさせてあげましょう。

夏の日光はとても刺激が強く葉焼けすることがあるので、夏は直射日光を避けるようにしましょう。

▼日光の必要性についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています
≫多肉植物に日光はいらない?日光の役割とその必要性

植え替えした多肉植物をしっかりと休ませてあげるには、直射日光を避けること以外にもいくつかの注意点があります。

日光以外の注意点
  • 水やりを控える
  • 肥料をあげない
  • 苗がグラグラしたら土を足す

植え替えた直後の苗は、根が傷付いているため上手く水を吸うことができない状態になっています。

そこに水をたっぷりあげると土がなかなか乾かず蒸れる原因となってしまいます。

また、根の傷口から雑菌が入り苗が傷んでしまうことがあります。

植え替えによって苗がダメージを受けていることもあり、なるべく水やりは控えたほうが安心です。

さくら
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夏は特に殺菌に要注意。風のある日陰で休ませてあげましょう。

3日ほど経ち、特に問題がなければ水やりを開始します。

鉢の中の微塵を流すためにも、最初の水やりは鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり与えます。

植え替え後の苗はダメージを受けているので、少し元気がないように見えることがあります。

元気にするために栄養を与えたい!と思うかもしれませんが、肥料を与えることは避けるようにしましょう。

さくら
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肥料は弱った苗を元気にする薬ではありません。

肥料は苗に栄養を届け、健康的な成長をサポートするものです。

しかし、根にダメージを負った植え替え後の苗に肥料を与えても吸収することができず、それどころか余計にダメージを与えてしまうことにもなりかねません。

植え替え後はまず苗を養生させ、肥料を与えたい場合は根がしっかり機能し始めてからにしましょう。

土にしっかりと植えたはずが、時間が経つと苗がグラグラと動いてしまうことがあります。

これは、根と根の隙間に土がしっかり入り込んでいないため空間ができていたり、水やりをして土が下に沈むことで苗を支えきれなくなっていることが原因として考えられます。

さくら
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根と根の間に土を入れるコツは軽く鉢をトントン叩くこと♪

土がしっかり乾いているときに鉢を軽くトントン叩いたり、割りばしやピンセットで鉢の周りを何回か突き刺すようにすると根と根の間に土が入り苗が固定されてきます。

土が足りていない場合は、しっかり苗が固定するまで上から土を足してあげましょう。

ということで、今回は多肉植物を植え替えた後の置き場所や注意点についてご紹介しました。

今回のポイント
  • 植え替え後の多肉植物は、直射日光を避け明るい日陰に置く
  • 植え替え後の多肉植物はダメージを受けているためしばらく養生させる
  • 水やりや肥料もしばらくは避け、苗がグラグラするようであれば土を足す

植え替え後の注意点などご紹介してきましたが、多肉植物は生き物なので「こうしたら絶対に大丈夫」「こうしたら絶対に枯れる」ということはありません。

さくら
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つまり、直射日光に当てたら絶対に枯れるということはありません。


我が家にはたくさんの多肉植物があるため、管理が行き届かずいきなり直射日光に当てることが多々ありますが、多少葉焼けさせてしまうことはあっても枯れてしまったことはありません。

植物にはそれぞれ個体差があり、環境によって育て方も変わるためマニュアル通りには育ちません。

まずは実践してみて、「ダメだったら次は注意する」こんな感じで良いと思います。

基本的には植え替え後は直射日光に当てない方が安心ですが、当てても特に問題がないならその環境ではそれで大丈夫だということです。

しかし、まだ多肉植物を育て始めたばかりでご自宅の環境が多肉植物に合っているのかよく分からないという場合は、今回ご紹介したように植え替え後は慎重に扱い、徐々にご自身のやり方を確立していくのが良いと思います。

ぜひ参考にしてみて下さい。



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