春があっという間に過ぎ去り、いよいよ初夏の空気が漂い始めてきました。
日本の夏に弱い多肉たちは、本格的な夏になると枯れてしまう苗がチラホラ。。。

チラホラで済めば良いけど、昨年はかなりの苗を星にしてしまいました・・・
少しでも被害を少なくするために、夏越しの準備は早めにしておくことが大切です。
今回は、夏が来る前にやっておきたいこと3つをご紹介したいと思います。
初めて夏を迎えようとしてる初心者さんにはぜひチェックしてもらえたらと思います。
すでに葉焼けが始まってる!早めの遮光を
基本的に多肉植物は太陽にしっかり当てて育てますが、夏は葉焼けを防ぐ為に遮光をして直射日光を避けることが基本です。

強い日差しを浴びると葉が焼けて黒く焦げてしまいます。

私は毎年7月くらいまでは遮光せずにいましたが、昨年はたくさんの苗を葉焼けさせてしまい、もっと早く遮光すべきだったととても後悔しました。
一度焼けてしまった葉は元に戻らないので見た目が悪くなってしまうし、焼けた範囲が広かったり中心まで焼けると苗自体が枯れてしまうことがあります。

これが結構ショックなんだよねぇ・・・
でも、葉焼けはきちんと対策すれば防げることです。
暑くなってきたと感じたら早めに対策をするようにしましょう。
ちなみに現在GW真っ只中ですが、すでに葉焼けさせてしまった苗がありました。

まだまだ大きな被害ではないですが、我が家の環境ではすでに葉焼けが始まっているようです。
柔らかな日差しだと思っていても、急に強い日差しに切り替わりたった数時間で焼けてしまうこともあります。
本格的な夏が来てからでは遅いので、油断せずに早め早めに遮光などの葉焼け対策をしておくようにしましょう。
▼葉焼け対策についてはこちらで詳しくご紹介しています
活発に動き出す前に害虫対策を
多肉植物を脅かす害虫として知られているのがハダニやカイガラムシ。
これらの害虫は気温の上昇と共に活発に活動し始めるので、夏が来る前に早めに対策しておくのがおすすめです。

葉に黒い点々があったら要注意!
ハダニが寄生すると葉に黒い点々が付き葉が枯れていきます。

葉焼けとの区別が難しいですが、日が当たらないような葉の根元や内側に点々があったり、黒い部分がデコボコしているようならハダニの可能性が高いです。
ハダニの対策としては、ダニ太郎など専用の薬剤散布が効果的です。
初めて使う場合はどの商品でも良いですが、ハダニは薬剤に対して耐性を持ってしまうので、昨年も薬剤を使った場合は今年は昨年とは違う商品を使うようにしましょう。
連続で同じ薬剤を使うと効果が発揮されないかもしれません。
また、すでにハダニ被害に遭ってしまった場合は即効性のあるベニカスプレーで対処するのがおすすめです。
カイガラムシの予防にはオルトランDXがおすすめです。

少し臭いが気になりますが、植え替えの際に土に混ぜたり、土の表面に撒くだけで効果があるので手軽に使用できます。
効果は1ヶ月程なので定期的に撒いておくと安心です。
ちなみに、オルトランには赤いパッケージのものもありますが、カイガラムシに効果があるのは青いパッケージの方になります。
薬剤での害虫予防の他にも、枯葉を取って害虫の寄生を予防するなどのお手入れも効果的です。

枯葉は蒸れの原因にもなるので、定期的に取り除いて清潔を保つようにしましょう。
夏を乗り切るためのエネルギー補給を
多肉植物は暑さに強いイメージがありますが、日本の夏のような高温多湿にはそれほど強くないと言われています。

多肉にとって夏は耐える季節です
多肉たちが過酷な夏を乗りきれるように、今からエネルギーを補給してしっかり体力を付けさせておくことがおすすめです。

エネルギー補給で有効なのがこちらの活力剤。
私が愛用しているのはハイポネックスのリキダスになります。
通常の水やりに希釈して散布するだけでエネルギー補給できます。
夏が来る前にすべての苗に与えておくことをおすすめします。
▼活力剤についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています
まとめ
ということで今回は、本格的な夏がやってくる前にしておきたいこととして3つご紹介しました。
年々夏の暑さが厳しくなってきている中、多肉植物の夏越しも難しくなっていると感じています。
夏はどうしてもいくつかは枯れてしまいます。
それでも何とか乗り切ってもらえるように、今できることとして「遮光」「害虫対策」「エネルギー補給」を提案してみました。
我が家でも葉焼け、害虫被害、蒸れなどの被害がすでに出始めています。
毎年、真夏よりも今から梅雨時期にかけて一番被害が多く出る気がします。
早め早めに対策をして、少しでも早く被害に気付けるように毎日しっかり多肉たちの様子を観察していくようにしましょう。
▼夏の育て方についてはこちら
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