多肉植物が凍ったらどうする?復活させるための対処法と予防策

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冬に多肉植物を育成する中で最も気を付けなければならないのは「凍結」です。

凍結にさえ注意していれば冬は最も枯れにくい季節だと感じていますが、うっかり凍らせてしまって慌ててしまうこともあります。

さくら
さくら

カチンコチンに凍ったらもうダメかと思うよね・・・

しかし、もし凍ったとしても必ずしも枯れるとは限りませんし、むしろ上手く対処すれば復活することの方が多いと感じています。

そこで今回は、凍ってしまった多肉植物を復活させるための対処法について詳しくご紹介します。

お気に入りの苗が凍ってしまったら何とか元の状態に戻したいと思いますよね。

今回は凍ってしまう原因や予防法についても解説しますので、多肉植物の凍結について詳しく知りたい方や、実際に凍らせてしまい対処に困っている方はぜひ参考にしてみて下さい。


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そもそも何故多肉植物は凍結のリスクがあるのかご存知ですか?

その原因は見た目の通り、葉に水分を蓄える性質があるからです。

気温が氷点下まで下がると葉の水分が凍結し、これによって内部の細胞が傷付くと最悪の場合枯れてしまうこともあります。

そのため、冬は凍結から守るために寒さ対策をする必要があるんです。

凍結した多肉植物
▲凍ってしまった緑牡丹

凍結を進める原因としては、低温の他にも急激な温度変化や風の有無、連日の低温や水やりのタイミングなど、様々な要因が考えられます。

また、多肉植物の中には寒さに対する耐性が特に弱い品種があり、対策を始めるタイミングやその方法についても特に気を付ける必要があります。


もし多肉植物が凍ってしまったら、思わず凍った葉を取ったり茎を切ってしまいたくなると思います。

さくら
さくら

でもちょっと待って!復活する可能性がありますよ♪

葉が凍結のダメージを負うと透明になり、時間が経つとブヨブヨと柔らかくなります。

凍ってしまった葉
▲小梅
凍ってしまった葉
▲小梅
凍ってしまった葉
▲姫秋麗

こうなるともうダメかも・・・と思うかもしれませんが元通りに復活することがとても多いです。

例として、上の画像の凍ってしまった苗のその後の様子を追ってみましょう。

まず凍った小梅の6時間後を見てみると・・・

凍った葉と6時間後の比較

透明だった葉が、中心から徐々に色が戻り始めているのが分かると思います。

そして2日後には・・・

色が戻って葉も硬くなり、完全に復活することができました。

そしてもう一つ、姫秋麗の経過も見てみましょう。

まず6時間後の様子。

凍った葉と6時間後の様子

この時点でだいぶ色も戻っていますね。

更に2日後の様子。

こちらも完全に戻ることができました。

ここまで復活させるには大切なポイントがあります。

凍結から復活させるためのポイント

直射日光の当たらない場所に置き解凍するのを待つ

凍ってしまった苗を元に戻すには、葉を取ったりやたらといじったりせずに、ひたすら解凍するまで待つことがとても大切になります。

状態によっては数日かかることもありますが、ゆっくりと様子を見守ってみて下さい。

さくら
さくら

気付いたら復活してる場合が多いです♪

そして、その際に注意しなければならないのが解凍の方法です。

元の状態に戻すには、あくまでも自然に解凍することが重要なポイントになります。

直射日光に当てたり、暖房器具で無理に温めると状態が悪化します

解凍を急ぐと更にダメージを負うことになるので、日陰に置いてじっくり自然解凍するのを待ちます。

日陰に置かれた凍った多肉植物
▲直射日光の当たらない場所で解凍を待つ

うまく元の状態に戻すことができたら、しばらくは水やりを控え徐々に日光に慣らしていくようにしましょう。

このように多肉植物は凍ってしまっても復活する場合が多いですが、程度によっては枯れてしまうこともあり、苗にとってはかなりダメージを受けてしまうことに変わりありません。

そこで、凍結を防ぐ為の対策について解説していきます。

凍結のリスクが出始める気温になったら寒さ対策をしていきましょう。

不織布やプチプチなどを使って、多肉植物を全体的に覆うようにします。

不織布で覆われた多肉棚

寒さ対策が必要になる温度については環境によって異なりますが、我が家では氷点下手前で始めるようにしています。

▼寒さ対策の詳しい方法についてはこちらの記事でご紹介しています

【多肉植物】冬越しのマストアイテム「不織布」を使った寒さ対策の方法

多肉植物の中には特に寒さに弱い品種があります。

他の苗と同じタイミングや方法で対策してもダメージを受けることがあるので、他の苗とは分けて管理するようにしましょう。

発泡スチロールの箱の中に入れられた多肉植物

我が家では、寒さに弱い品種は夜間のみ発泡スチロールの箱に入れて寒さから凌いでいます。

▼寒さに弱い品種の寒さ対策についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています

【多肉ログ】多肉植物の冬越しに発泡スチロールの箱が活躍!

鉢が濡れていたり多肉植物がパンパンに水を含んでいると凍りやすくなります。

そのため、寒波が来るようなタイミングで水やりをしてしまうと凍結のリスクが上がってしまいます。

冬の水やりは、しばらく氷点下にならないようなタイミングで行うと安心です。

寒さ対策は、翌朝の気温をしっかりチェックしてから行うようにしましょう。

-3℃の予報が出るような場合は、通常の対策では凍結を防げない可能性もあります。

不織布と保温シートを被せた葉挿しトレー
▲-3℃予報が出たら保温シートをプラスしています

しっかり毎日天気予報をチェックして、その気温に合った対策をしていくことが大切です。

天気予報のチェックも大切ですが、実際にご自宅の温度が何度だったのかをチェックしておくことも大切です。

多肉植物を置いている場所に最低気温が記録できる温度計を設置し、天気予報との差がどの程度あるのか把握しておくと対策しやすくなります。

▲現在の気温はもちろん、最高・最低気温が記録できるので一年中活躍します

ということで今回は、多肉植物が凍ってしまった時の対処法についてご紹介しました。

大切な苗が凍ってしまっても、焦らずにゆっくり自然解凍するのを待てば復活する可能性が高いです。

凍傷を負ったり葉の一部がダメになってしまうこともありますが、完全に枯れてしまうことは少ないように思います。

しかし、凍結はしっかり対策を行っていれば防げることです。

凍ってしまった場合はその原因を考え、寒さ対策の見直しや置き場所を変えるなどして多肉植物を凍結から守ってあげましょう。

さくら
さくら

軒下に置くと霜や凍結を防げますよ♪

気温にもよりますが、屋根のある軒下などに置くと霜は降りないし凍結しにくい印象です。

ご自宅の凍結しにくい場所を見付けて置いてあげるとリスクがグッと下がるかもしれませんね。






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