【多肉植物】冬越しのマストアイテム「不織布」を使った寒さ対策の方法

季節ごとの管理・育て方
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12月に入っても記録的に暖かった今期の冬ですが、いよいよ霜や初雪を観測するなど、こちら神奈川でも本格的な寒さが始まりました。

朝の気温も氷点下の日がちらほら出始め、多肉植物の寒さ対策もしっかりスタートさせています。

さくら
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初めての寒さ対策で困惑している方はいませんか?

今回は、寒さ対策の定番である、不織布を使った防寒方法についてご紹介していきます。

この記事で分かること
  • 不織布を使うメリット
  • 不織布で防寒するタイミングとその方法
  • 不織布を使う時の注意点

不織布は多くのタニラーさんが寒さ対策で利用していますし、我が家でも冬のマストアイテムとなっています。

そこで、我が家の不織布の使い方や使い始めるタイミング、不織布を使う際の注意点などについて解説していきます。

初めて寒さ対策をする方や、不織布の使い方について詳しく知りたいという方はぜひ参考にしてみて下さい。

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不織布を使った寒さ対策とは、不織布でトレーや棚を覆って寒さから苗を守る方法です。

なぜ不織布なの?と思う方もいると思いますが、不織布を使うのはその特性を活かした多くのメリットがあるからなんです。

さくら
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不織布を使うメリットを挙げていきます!

不織布は繊維が絡み合った構造をしており空気を多く含みます。

これにより断熱効果が生まれ、植物を霜や低温から守ることができます。

不織布は繊維が低密度に構造されているため通気性に優れています。

防寒対策として苗を覆ったとしても適度な空気循環を保つことができます。

不織布は日光をある程度透過するので、苗の光合成を妨げません。

冬の間ずっと不織布で覆ったとしても、徒長などの日光不足による症状は出にくいと言えます。

ただし、不織布を何重にも重ねた場合は遮光率が上がるためずっと覆っておくことはおすすめしません。

不織布は丈夫な造りをしているため、適切に使用保管すれば何年も繰り返し使用することができます。

価格もそれほど高くないためコストパフォーマンスが高い素材だと言えます。

不織布は大判で売られていることが多く、一度に広い範囲をカバーすることができます。

また、非常に軽く必要な大きさや形状に合わせてカットできるので、多様な使い方が可能になります。

通気性はあるものの防風効果にも優れています。

不織布を覆うことで冷たい風の直撃を防ぎ、苗に与えるダメージを軽減します。

寒さから多肉植物を守るには不織布が最適ですが、では気温が何度くらいになったら対策すれば良いのかタイミングが気になりますよね。

寒さ対策を始める基準は住んでいる場所や環境にもよりますが、凍結が予想される一歩手前で始めると良いと思います。

例えば神奈川県に住む我が家の場合は、凍結のリスクが上がる0℃の一歩手前の1℃で対策することを基本としています。

ですが我が家の場合、実際は天気予報よりも1℃程度低く観測されることが多いため、天気予報で2℃の予報が出たら不織布をかけるようにしています。

天気予報の気温と実際の気温の差がおよそどのくらいあるのか把握しておくことが大事!

また、凍結のリスクが上がるのは0℃ですが我が家で実際に凍結被害が出るのは-3℃です。

天気予報で-2℃の予報が出たら凍結被害の出る-3度まで下がることが予想されるので、不織布にプラスしてプチプチをかけるようにしています。

さくら
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真冬は気温予報のチェックが欠かせません!

少し分かりにくいかもしれませんが、要は凍結する前に対策を始めることが大事です。

凍結温度のギリギリまで待たなくても、「予報で3℃が出たら対策する」と決めてしまっても良いと思います。

保護することに越したことはありません。

我が家は苗の数が多いので対策する作業がめんどくさいのと、できるだけ寒さに慣れさせたいとの考えからギリギリまで対策しないようにしています。

紅葉した多肉植物
▲紅葉させるには寒さにあてることが大事!

あとは臨機応変に、風が強くて体感温度が低い日や、連日0℃くらいの日が続くようなときは手厚く寒さ対策をすることもあります。

しかし、初めて冬越しする場合や、寒さ対策をするかしないかで迷うような場合は念のため対策しておく方がベターです。

あとで後悔しないように、余裕をもって判断していきましょう。

不織布で覆われた多肉棚

我が家では、寒さに弱い品種以外は基本的に不織布だけで寒さ対策をしています。

二つ折りにした不織布

ダイソーで購入した大判の不織布を二つ折りにして棚やケース全体を覆っていきます。

不織布を挟む目玉グリップ

洗濯ばさみや目玉クリップを使って、できるだけ風が入り込まないように隙間なくとめていきます。

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強風の日は不織布が飛ばされないようにしっかり固定します!

我が家の場合、置き場所によってはギリギリまで対策をしない場所もあります。

軒下の多肉棚

このような軒下に置いている棚は霜がおりることもなく、今まで凍結被害に遭ったこともないので、寒さ対策をするのは-3℃以下の予報が出たときや寒波が来る時だけにしています。

多肉植物をかけているフェンス

逆に凍結しやすいのはフェンスに引っ掛けてある鉢です。

不織布で覆ったフェンス

毎年いくつか凍結させてしまうので、不織布を3重にして他の苗よりも早めに対策を行い、氷点下予報が出たら更にプチプチも使用して凍結を防いでいます。

そして、葉挿しなどの小さい苗やまだ根が張っていないような苗は寒さに弱いため、更に不織布を何重にも折って使ったり、プチプチもかけるなどして寒さを防ぎます。

不織布と保温シートを被せた葉挿しトレー
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保温シートをかけるのも◎

このように置き場所や苗の状態によっては凍結しやすい場合もあるので、全て同じ対策をするのではなく、その場所や状況に合った対策をしてあげると良いと思います。

不織布は非常に扱いやすく折り畳めば防寒度合いの調節もできるので、どんな状況にも臨機応変に使うことができてとても便利です。

多肉植物の寒さ対策としてメリットの多い不織布ですがデメリットもあります。

それは苗の爪に引っかかりやすいということです。

多肉植物には先端に鋭い爪を持った品種が多くあります。

鋭い爪を持った多肉植物

不織布をかけたり取り外したりするときに、この爪に引っかかることがよくあります。

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取り外すときは特に要注意!

引っかかると爪が折れてしまったり、勢いで苗が鉢から飛んでいってしまうこともあります。

不織布を外すときは、爪が引っかかっていないか確認しながらゆっくりと取り外すようにしましょう。

気を付けていても何度も引っ掛けてしまうような場合は、爪が引っかからないように不織布と苗の間に新聞紙などを挟んでおくと安心です。

ということで今回は、不織布を使った寒さ対策についてご紹介しました。

寒さ対策の一番の目的は苗を凍結させないことです。

そのためには、毎日必ず翌朝の予想気温をチェックし、翌朝実際に何度まで下がったのか正確に確認することが大事です。

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できれば市町村別の天気予報を見てね

天気予報では2℃予報だったのに実際は氷点下だった!なんてことはよくあります。

なので、予報だけではなく実際に何度だったのかを確認して、天気予報との差を把握しておくことがとても大事だと思います。

私も使用していますが、24時間の最高最低気温を記録できる温度計がとても便利なので、まだ外に温度計を設置していない方にはぜひおすすめしたいです。

暖冬と言われていても、突然寒波がやってきて多肉たちが極寒に耐えなければならない日は必ずあります。(一部地域を除き)

そんな時にサッと防寒してあげられるようにしっかり対策を準備しておきましょう。

ダイソーに売っている不織布
▲ダイソーの不織布。大判で使いやすい!

不織布は100均でも大判が手に入るのでぜひ活用してみてください。





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