【多肉植物の台風対策】やるべき事前準備と去った後のお手入れ

トラブル
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毎年やってくる台風シーズン。

園芸を趣味にされている方は植物たちへの台風対策が必須になりますよね。

さくら
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もちろん多肉植物にも対策が必要です!

そこで今回は、多肉植物台風対策についてご紹介します。

この記事で分かること
  • 多肉植物の台風対策の方法
  • 対策する上でのポイントや注意点
  • 台風が去った後のお手入れやチェックポイント

私が住む神奈川県はそれほど大きな被害を受けたことはないですが、それでも毎年いくつか台風が通るためその度に対策をしています。

今回は私が経験の中で感じた、これだけはやっておいたほうが良い台風対策5つをご紹介していきます。

さらに、台風が去った後の注意点や私の過去の失敗談もご紹介していきますので、台風対策について不安に思っている方や、いざという時のために対策法を知っておきたいという方はぜひ参考にしてみてください。

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私が台風対策をする中で、実際に行っている事前準備や、特に気を付けなければならないポイントについてご紹介します。

  1. 家の中へ避難させる
  2. 棚を固定する
  3. 高い場所から下ろす
  4. 鉢が倒れないようにする
  5. 苗が飛ばされないようにする

持っている多肉植物の数が少ない場合や、これだけは絶対に守りたい!という苗は家の中へ入れてしまうのが一番安全です。

特に小苗や葉挿しなど、根が張っていないものは飛ばされてしまうことがあるため、室内に入れておくことをおすすめします。

玄関や、室内に新聞紙などを敷いて平置きしておきます。

新聞紙の上に置いた多肉植物
▲葉挿しや根のない小さな苗は室内へ入れています

一日もあれば台風は過ぎていくと思うので、天候が回復したら外に出してあげましょう。

家の中に入れる時は、できるだけ土は乾いた状態にしておきます。

土が濡れていると蒸れる原因になるため、台風が来ることが分かった時点で水やりは控えておきます。

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扇風機やサーキュレーターを当てておくと蒸れ防止になります!

多肉植物を棚に置いておく場合は、強風にあおられて棚が倒れないようにしっかり固定しておきましょう。

結束バンドなどを使用して倒れないものに固定しておくと安心です。

棚が小さくて置いてある多肉植物の数が少ない場合は、鉢を下ろして別の場所に避難させ、棚は予め倒しておく方が安全です。

高い場所に置いてある鉢はすべて下におろしておきます。

特に、塀の上やベランダの手すりなど落下すると危ない場所は、普段落ちないような対策がしてあったとしても台風となると話は別です。

フェンスやハンギングに置いてある鉢も避難させておきましょう。

フェンスにかけてあるハンギング

落下すると葉が取れたり茎が折れて無残な姿になってしまうので、少しでも危険かな?と思ったら安全な場所に避難しておく方が得策です。

多肉植物の鉢は、単体で植えてある場合小さい鉢を使うことが多いため非常に倒れやすく、突風が吹けば鉢ごと飛んでいってしまうことがあります。

そのため、鉢はトレーなどにぎゅうぎゅうに詰めるなどしてしっかり固定し、突風が吹いても動かないようにしておくことが大事です。

トレーがない場合は、なるべく鉢同士を密着させて壁際に置き、大きめの鉢で囲うようにして置くと倒れづらくなります。

さくら
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予め水やりをしておくと鉢が重くなって倒れにくくなるよ♪

また、タニラーさん御用達のA-25プレステラの鉢を使用している場合は、専用のトレーを使用すれば鉢の転倒を防ぐことができ、移動も楽に行うことができるため非常に便利です。

▲A-25、素焼き鉢2号などに適用。35鉢入ります。
▲プレステラ105型に適応。20鉢入ります。

根がしっかり張っていない苗は、強風で苗が吹き飛ばされることがあります。

根が張っていない苗は室内に入れるのが安全ですが、入れられない場合は防風ネットなどで固定しておくと安心です。

100均で販売されている防風ネット

園芸用の防風ネットは100均でも販売されています。

手で透かした網目の荒い防風ネット

蒸れないようになるべく目の粗いものを選んで、苗が飛ばないようにしっかり固定させましょう。

防風ネットで包んだ多肉植物

ビニールシートなど風を通さないもので覆ってしまうと蒸れる原因になるので使わないようにしましょう!

台風が去ったら、多肉植物に被害が出ていないかしっかり確認をしましょう!

台風一過の注意点や、被害チェックのポイントをご紹介します。

台風が去った後は、ギラギラと照り付ける強い日差しに注意が必要です。

さくら
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台風一過の晴天で葉焼けを起こすことが多いです

晴れて高温になる上に一日中強い日差しが降り注ぐとなると多肉植物にとってもかなり負担がかかるので、直射日光が当たらないようにしっかり遮光するようにしましょう。

また、地面が濡れた状態でカンカン照りになると湿度も上昇するので、地面に直置きせず、風通しの良い棚の上などに置いたほうが安全です。

台風が去ったら被害が出ていないか確認しましょう。

チェックするポイントは主に以下のようになります。

  • 苗が吹き飛ばされていないか
  • 苗に水が溜まっていないか
  • 苗が土をかぶっていないか
  • 鉢の土が減っていないか
  • ネームラベルがなくなっていないか

まずは苗が吹き飛ばされていないかを確認しましょう。

しっかり根が張っていれば飛ばされることはないですが、微根だったりまだ根が出ていない状態だと飛ばされていることがあります。

もし飛ばされていてもすぐに枯れるようなことはないので元通りに鉢に戻してあげれば大丈夫です。

さくら
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ネームラベルも飛ばされていないか確認しよう!

苗を地面に置いていた場合は跳ね返りの土をかぶっていることがあります。

土の跳ね返りには菌が潜んでいて病気の原因になることがあるため、跳ね返りの土で汚れてしまった場合はシャワーで綺麗に洗い流してあげましょう。

土の跳ね返りが付いた鉢
さくら
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苗だけでなく鉢やトレーに付いた土も綺麗に洗い流そう!

鉢の土が風で飛ばされて少なくなっている場合は土を足したり、水が苗に溜まっている場合は蒸れのリスクを減らす為にも吹き飛ばしておいた方が安心です。

ブロアーで多肉植物に付いている水滴を飛ばす
▲100均でも買えるブロアーは水飛ばしに大活躍します

苗のチェック以外でも、棚が破損したりしていないか、備品が飛んでいったりしていないかなど周りの点検をくまなく行い、危険がないことをしっかり確認しておきましょう。

多肉植物を育て始めた頃、私が行った台風対策によっていくつもの苗を枯らしてしまった経験があります。

私の失敗談を反面教師としてご紹介させていただきます。

初めての台風対策。

棚をビニールシートで囲って多肉たちを雨に濡らさないように対策しました。

しかし、ビニールで囲ってしまったことが裏目に出てしまい、モロに風を受けて棚が倒れてしまいました。

小さめの棚で固定もしていなかったので、台風の威力で簡単にすべて吹き飛ばされました。

もちろん鉢はぐちゃぐちゃになり、植えていた多肉たちも鉢から飛び出てえらいことに・・・。

「台風対策の雨よけはかえって危険」

そう教わった事件でした。

猛烈な雨風から多肉たちを守るには車の中に入れてしまうのが安全だと考え、台風が来る前から車に入れ、台風が去る翌朝に取り出す計画を立てました。

しかし、台風が去った翌朝はなんだかんだで忙しく車から出すのが遅くなってしまい、時刻はすでに午後を回っていました。

いかんいかん早く元に戻さねばと車のドアを開けると、そこにはクターーッとうなだれている多肉たちの姿が・・・。

それもそのはず、台風一過の猛烈な暑さで車内は60℃は超えていたはず。

さらに土が濡れてる上に密閉状態。

直射日光も当たっていたようで多肉植物にとっては最悪な環境に・・・。

その後なんと全滅してしまいました。

高温、密閉、湿った土、直射日光。

今考えるととても恐ろしい対策でした。

ということで今回は、多肉植物の台風対策についてご紹介しました。

今回のポイント
  • 台風が来る前にしっかり対策をしておく「家の中へ避難させる」「棚を固定する」「高い場所から下ろす」「鉢が倒れないようにする」「苗が飛ばされないようにする」
  • 台風一過の強い日差しに注意する
  • 台風が去ったら被害が出ていないかチェックをする

自然の猛威を完全に予測することはできず、特に台風は進路が少しずれただけで被害の大きさがかなり変わります。

「多分大丈夫だろう」はとても危険です。

台風対策は取り越し苦労で終わることも多々ありますが、何もせずに被害を受けるよりもはるかにマシです。

そして、台風対策で一番大切なことは風から守ることです。

さくら
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台風対策は雨よけより風対策が大切です!

小さい植物である多肉植物は飛ばされやすいです。

さらに多肉植物は似ている苗が多いため、風で飛ばされて他の苗と混ざってしまうと一瞬ですべてが「名無し多肉」になってしまいます。

そうならないためにも、やりすぎるくらいの対策をしっかりしておくことをおすすめします。




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